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    <title>吃音者のブログ</title>
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    <description>吃音者が、ブログを書いていきます。</description>
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    <title>8</title>
    <description>早い時間に目が覚めてしまった。ゆっくり体を起こす。昨日、頭がさえてよく眠れなかったわりには、頭がすっきりしていた。
ソファから降り、体を伸ばす。横に２つに並べられたベッドには、アイカと昨日再開した妹が眠っていた。
昨日の感情は、今でもはっきりと思い出せる。ずっと死んでいたと思っていた妹に再会した喜び...</description>
    <content:encoded><![CDATA[早い時間に目が覚めてしまった。ゆっくり体を起こす。昨日、頭がさえてよく眠れなかったわりには、頭がすっきりしていた。<br />
ソファから降り、体を伸ばす。横に２つに並べられたベッドには、アイカと昨日再開した妹が眠っていた。<br />
昨日の感情は、今でもはっきりと思い出せる。ずっと死んでいたと思っていた妹に再会した喜び。それより少し大きかった、妹への怒り。妹が悪いのではないと分かっていた。でも、両親が死んだ理由は、妹を誘拐し、殺した犯人を見つけるための調査をし、証拠を見つけたからだ。生きていたならもっと早く、知らせてほしかった。もし、妹が生きていると両親が知ったら、調査を止めていたかもしれない。両親が死んだ後でも、俺の苦しみを和らげる存在になったかもしれない。<br />
そんな思いが、妹への怒りに変わってしまったのだ。だが今は、妹に怒鳴ってしまったことを後悔している。<br />
俺の怒りを向けるべきは、妹ではなく、この世界に俺達を閉じ込めた犯人なのだ。妹が起きたら、謝ろうと決意し、俺は３人分の朝食を取りに下へ向かった。<br />
<br />
<br />
目玉焼きののったトースト３枚とコーヒー３杯を持って２階へ上がる。<br />
足でドアを開けテーブルの上に朝食をならべる。<br />
アイカの寝ているベッドの近くへ行き、少し大きな声で言う。<br />
「起きろ。ご飯の用意できてるぞ。」<br />
始めに目を開けたのは、アイカで次に幸恵が目を覚ました。<br />
「おはよう。朝ご飯用意してくれたの？」<br />
アイカは、そういうと背伸びをし、テーブルの横においてあるイスに座った。<br />
「あれ？ここは・・・・・あ、おはようお兄ちゃん。」<br />
昨日あったことを思い出していった幸恵は、挨拶をするとふらついた足取りでテーブルに近づき椅子に座った。<br />
お兄ちゃんといわれるのは、嬉しいがくすぐったい。<br />
「さぁ、召し上がれ。ま、俺が作ったわけじゃないんだけどね。」<br />
テーブルを囲って三人で座った所で、俺は言った。<br />
「「いただきます。」」<br />
アイカは口だけで、幸恵は手をあわせて言った。<br />
幸恵は教育がしっかり出来ている。でも、教育した奴は大嫌い。<br />
「な、なぁ、幸恵。昨日は怒鳴ってゴメンな。俺、どうかしてた。」<br />
「だ、大丈夫だよ｡あんまり気にしてないから。」<br />
「そっか。」<br />
俺は、あんまり幸恵が、喋らないので怒っているのかと思っていた。<br />
幸恵は、深呼吸すると話し始めた。<br />
「私ね、育て親にここの世界に連れてこられたんだけど、何か意図があるんじゃないかって思うの。このゲームを作った人なら、誰がオープン&beta;に参加するか分かるはずだし、もしお兄ちゃんの名前があったら私をこのゲームに連れてこないはずでしょ？」<br />
そうか。確かに何かあるのかもしれない。<br />
犯人は、俺と幸恵を再会させたくなかったはずだ。幸恵が、現実世界でこのことを言えば、育て親はつかまることになる。でも、いまはこの世界から出られ・・・な・・・・・・・い・・・<br />
俺達をこの世界で殺そう、ということなのかもしれない。だが、幸恵をこれまで育ててきた意味はなんだったんだ？全然分からない。<br />
「だめだ。全然分からない。アイカは何か分かったか?」<br />
アイカは、頭を振った。<br />
「全然分からないわ。」<br />
答えがわからないまま、俺達は朝食を食べ終えた。<br />
まだ心にもやもやが残っていたが、このままずっとこの部屋で考えてるわけにもいかない。<br />
「よし、じゃあさっそくレベルを上げに行こうか？」<br />
今までの暗い雰囲気をけすため、わざと大きな、明るい声で、言う。<br />
朝食の後片付けをし、戦闘準備―――心の準備だが―――をして、１階に降りていった。<br />
「お兄ちゃん。私ね、昨日ギルドに誘ってくれて嬉しかった。」<br />
「なんでだ？」<br />
「私、この世界に閉じ込められた時、怖くて部屋の中に閉じこもっちゃったの。２日して、やっと外に出れたと思ったら、職業を＜盗賊＞に、しちゃっていたし、まだ子どもだからどこのギルドにも入れてもらえなかった。１人で狩をしに行くのは怖いから毎日、あの店に通ってたんだ。そこではじめて声をかけてくれたのが、お兄ちゃんだったから。」<br />
幸恵は、はにかんでうつむきながら言った。<br />
「お兄ちゃん。ありがとう。そして、ただいま。」<br />
「あぁ、お帰り幸恵。」<br />
へへっと言うと、幸恵は、俺の右腕に抱きついてきた。<br />
「おわっ。何するんだ。」<br />
「これまでお兄ちゃんにあまえられなかったぶん、いまあまえるの！」<br />
まぁ、しょうがないか。何しろ、これまであまえる人がいなかったのだから、これぐらいは許してあげよう。<br />
それに、小さながら弾力のある幸恵の胸が腕に押し付けられているのだから。<br />
「じゃ、私も」<br />
アイカは、そう言うと同時に俺の左腕に抱きついた。<br />
「な、なんだよ。アイカまで・・・・・」<br />
「あ、アイカさんは、お兄ちゃんにくっついたらダメです。」<br />
「幸恵ちゃんだってくっついてるじゃない。」<br />
「私は、お兄ちゃんの妹だから良いんです。」<br />
「おいおい。お前ら喧嘩するなって。子どもみたいだぞ。」<br />
そういった俺も、嬉しくないわけではない。だが、両腕に当たる胸の大きさが、ほぼ同じなのが残念だ。<br />
年上のアイカの方が、胸が大きくてもいいのに・・・・・<br />
<br />
<br />
《始まりの草原》に着いた俺達は、幸恵の武器をNPCからもらった。<br />
やはり、『君がほしいのは武器かね？それとも武器かね？』と聞いていたが、アイかに挑みかかっては来なかった。負けを認めたのだろう<br />
「アイカ、『北の玄武』に導くっていう刀を出して。」<br />
うん、とうなずくと、持ち物メニューから＜白虎の形見刀＞を取り出した。<br />
ついでに、俺の刀も出し､腰に差しておく。<br />
「うわぁ。かっこいいですぅ。」<br />
幸恵が感嘆の声をもらす。<br />
アイカが刀を抜く。刀身が土の色――茶色――で出来ている。俺の時と同じように青白い光が現れるかと思ったが、何も起こらなかった。<br />
「何で、何も起こらないんだ?」<br />
「う～ん。この刀は、土に触れると刃こぼれも直すか・・・・土に刺せばいいのかも。」<br />
アイカは、そう言うと土に刀を刺した。<br />
シャラン――という音と共に、土の上を一本の青白い光の道が出来る。<br />
「なぁ、これってもしかしてずっと刺したまま行かなきゃならないのか？」<br />
もし、そうだったら大変だろう。土に刀を刺したまま歩くのはきつい。<br />
「う～ん？そんなこと無いと思うけど・・・・」<br />
アイカは、地面から刀を抜いた。光の道は、刀を抜いても消えなかった。<br />
じゃ、行きましょうか、と言うと、アイカは光の道の上を歩き始めた。<br />
「な、なんかアイカがかっこよく見えるのは気のせいか？」<br />
光の上を歩くアイカは、光に照らされかっこよく見える。<br />
「わ、私は、この世界でのアイカさんしか知りませんが、かっこよくなったと思います。」<br />
幸恵もかっこよく見えるそうだ。アイカの後についていこうとした時、後ろから声がした。<br />
「へぇ。君達が５神の居場所を見つけたってギルドかな？」<br />
後ろを振り返ると、３人の男プレイヤーが立っていた。<br />
アイカもこちらに気づき戻ってくる。<br />
「たぶんそうですが、何で知っているのですか?」<br />
５神の居場所を知ってるとは言いたくなかったが、向こうから５神のことを知ってるかと、聞かれたのだからしかたないだろう。<br />
「いやぁ、たまたま耳にしただけだよ。ところで、その刀は５神の居場所に導いてくれるという物なのか？」<br />
アイカの背中に差してある、刀を差しながら一番前にいた男が言った。そのことを知っていると言うことは､さっきからずっと俺たちの会話を聞いていたのだろう。<br />
「そうで・・・・・」<br />
俺の言葉が止まったのは、アイカに遮られたからだ。<br />
「何でそんなことを聞くんですか？」<br />
アイカが、俺の前に出て男達をにらみつけた。<br />
「べつに。その刀だな。５神の居場所に導くという物は。」<br />
男は、仲間に言い聞かせるように言った。<br />
「よし、それでは、その刀を渡してもらおうか。」<br />
男はニヤニヤしながら、手を前に突き出した。<br />
「「「なっ」」」<br />
俺達の驚きの声が重なった。<br />
「＜忍者＞に＜盗賊＞、＜超能力者＞。ましに戦闘できるのは＜忍者＞ぐらいだろう。＜超能力者＞の低レベルプレイヤーは、スキルがないただのザコだからな。抵抗しないで刀を渡した方がいいぞ。」<br />
男達は、脅すようにそれぞれの武器を、右のプレイヤーは弓を、左のプレイヤーは槍を、前のプレイヤーは刀を構えた。<br />
戦闘態勢に入った事から、相手の名前、HPバーが表示される。俺達より、２､３レベル上だ。<br />
「おい。低レベルだからって。スキルが無いとは限らないんだぜっ。」<br />
俺はそう啖呵を切ると、《白虎》を倒した時に発現したスキル、＜アースキネシスLv1＞を発動する。<br />
土が盛り上がり、男達の足を拘束する。<br />
「な、なんだ。動けねぞ。」<br />
「野郎、何でこんなスキル持ってやがんだ。」<br />
うまくいったと、安堵する。失敗する可能性もあったから意外と緊張していたのだ。<br />
男達は､自分の武器で足元の土を破壊する。<br />
一番前にいた男が､刀を構え襲い掛かってくる。<br />
俺は､自分の刀の柄に手をかけ、刀を勢いよく抜く。炎をまとった刀身を見て、一瞬襲い掛かってくる男が躊躇したが、そのまま襲い掛かってくる。<br />
真下に振り下ろす、力まかせの一撃を、横から刀を振り、軌道を変える。<br />
男は､刀を構えなおしたが、自分の武器を見て驚愕する。<br />
俺も､驚いた。<br />
男の刀の刃が､溶けていたのだ。安物の刀だからと、ここがゲームの世界だということが原因だろうが､この刀にはすごい炎をまとっているらしい。<br />
残りの男達は､俺の相手をしないと決めたらしく､アイカと幸恵のほうに向かって駆けていった。<br />
いい判断だろう。勝てないと分かると､目的のものだけ手に入れればそれでいいのだから､アイカを襲えばそれですむ。<br />
だが、俺が黙ってみているわけが無かった。<br />
刀の先で炎の玉を作り、アイカに向かってかけていく中で一番前にいた男に、投げつける。<br />
見事命中し、男のHPが急激に減り､ゼロになる。<br />
男の体が､ポリゴンの欠片となって消える。<br />
目の前で消えた仲間の後ろを走っていた男は、恐怖で足がもつれたのか､無様に頭から転ぶ。<br />
「て、てめぇ。」<br />
俺に刀を溶かされた男は､俺に向かって叫ぶ。<br />
起き上がった男が､顔から土を払いながら､やべぇって、逃げようぜと、男に耳打ちする。<br />
「く、くそ。覚えてろ！」<br />
男達は､漫画の悪者みたいに捨て台詞を吐き、逃げていった。<br />
今起こったことがよく理解できていない幸恵は､分からないという顔で突っ立ていた。<br />
アイカは､にやりと笑って。<br />
「いやぁ。強いねぇ、カズキ君は。」と言った。<br />
「そ、そうかな？あいつらが弱かっただけだって。」<br />
実際には､俺より強いプレイヤーは何人でもいるだろう。でも､ほめられるのは嬉しかった。<br />
「おにぃちゃん。かっこいいですぅ。」<br />
気の抜けたような声で幸恵が俺に言ってくる。<br />
「まぁ、な。そんなことより、早く『北の玄武』倒しに行こうぜ。」<br />
「はいっ。」<br />
幸恵が元気に返事をした。いい子だ。<br />
アイカは､にやりとして、光の道の上を歩いていった。<br />
幸恵は､俺の腕に抱きつき、俺を引っ張るようにしながら、アイカの後ろを歩いていった。<br />
<br />
<br />
<br />
「聞いてませんぜ｡あんなに強いなんて。」<br />
カズキ達にやられた男達は､襲うよう依頼したギルドに文句を言っていた。<br />
ギルドのリーダーと思われる、ごつい顔をした男は､<br />
「ふむ。誰もあいつらが弱いとは言っておらんぞ。まぁ、ご苦労だった。」<br />
そう言うと､ギルド専用の建物の中に入っていった。<br />
「どうでした？」<br />
建物の中で待っていた､仲間はリーダーに聞いた。<br />
「あぁ、あいつらは相当強いらしいな。あいつらが４神を全て倒したら､あいつらを襲うぞ。仲間を増やしとけ。男は､そう命令すると､奥の部屋に入っていった。<br />
<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2013-12-16T17:47:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ノイサジイマ</dc:creator>
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    <dc:rights>ノイサジイマ</dc:rights>
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    <title>見ていってください</title>
    <description> http://ncode.syosetu.com/n6618bw/ 

&amp;uarr;どうぞ見ていってください。</description>
    <content:encoded><![CDATA[<a title="" href="http://ncode.syosetu.com/n6618bw/">http://ncode.syosetu.com/n6618bw/</a><br />
<br />
&uarr;どうぞ見ていってください。]]></content:encoded>
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    <dc:date>2013-12-15T16:35:06+09:00</dc:date>
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    <title>７</title>
    <description>俺は、女のこの肩をつかみ、
「もういちど、もう一度名前を言え。」
女の子は、ビクッと体を震わせた。
「に、西村幸恵です。」
「ちょっと、どうしたのカズキ君？」
「両親はいるのか?」
「い、いえ。両親は死んだって。お兄ちゃんもいたらしいけど死んだって育て親に言われた。」
「そのお兄ちゃんの名前はわかる...</description>
    <content:encoded><![CDATA[俺は、女のこの肩をつかみ、<br />
「もういちど、もう一度名前を言え。」<br />
女の子は、ビクッと体を震わせた。<br />
「に、西村幸恵です。」<br />
「ちょっと、どうしたのカズキ君？」<br />
「両親はいるのか?」<br />
「い、いえ。両親は死んだって。お兄ちゃんもいたらしいけど死んだって育て親に言われた。」<br />
「そのお兄ちゃんの名前はわかるか？」<br />
「た、確か、一喜だったと思います。」<br />
やっぱり―――――<br />
「えっ？それって、カズキ君？」<br />
「幸恵。俺の事覚えてるか？」<br />
「えっ？その呼び方・・・・お兄ちゃん？」<br />
「そうだ。そうだよ。幸恵。」<br />
俺は、我慢できなくなり幸恵に抱きついた。<br />
「嘘っ？カズキ君に兄弟がいたなんて・・・・」<br />
「おにいちゃん。お兄ちゃん。」<br />
俺は泣いた｡恥を捨て、人前で泣いた。<br />
「幸恵。今までどこにいたんだ？」<br />
「私は、育て親の家で暮らしていた。あ、お母さんは？私はお母さんと積み木の勝負でまだ負けたままなのよ。」<br />
「幸恵・・・・遅い。遅いんだよ！」<br />
強く言ってしまった。幸恵が悪いわけじゃないのに・・・・・<br />
「えっ？まさか・・・・・」<br />
「母さんは死んだよ。父さんも。火事で死んだ。」<br />
「嘘・・・・・・・」<br />
幸恵は、俺の腕の中で崩れ落ちた。<br />
気絶してしまった、幸恵を俺達が借りている宿へ運んだ。<br />
優しくベッドに寝かせた。<br />
アイカが、気まずそうに声を出す。<br />
「ねぇ、カズキ君。妹さんや両親の事を教えてくれない？」<br />
「分かった・・・・」<br />
俺は、つぶやくように話し始めた。<br />
「幸恵は、俺が５歳の時に誘拐されたんだ。その１ヵ月後、警察が家に来て、妹さんが死んだって知らされた。<br />
そん時はおれ、小さくてさ。死んだって意味が分からなかったよ。はは。」<br />
俺は、自虐的に笑った。<br />
「そいで、父さんと母さんは、誘拐した犯人を見つけようとしたんだ。犯人がわかってきた頃には俺が６歳になっていた。弁護士と相談して裁判を起こそうとしていた。その次の日、父さんと母さんは、火事で死んだよ。<br />
警察は事故だって言っているが、殺されたんだ。母さんはその日の朝、俺を無理やり友達の家に遊びに行かせた。たぶん、分かっていたんだろうな。殺されるって。」<br />
話し終えた俺は、もうどうなってもいいと思い始めていた。<br />
「そう。そうだったのね。」<br />
アイカがそう言った時、幸恵の目が少し開いた。<br />
「幸恵。もう大丈夫なのか？」<br />
「うん。」<br />
幸恵は、ゆっくりと体を起こした。<br />
「私がここになぜいるか分かる？」<br />
幸恵は、突然そんなことを聞いてきた。<br />
「いや。」<br />
「このゲームはね、私の育て親が開発したのよ。」<br />
「なんだって？おい、アイカ・・・もしかして・・・・」<br />
「幸恵ちゃんが言う育て親が、誘拐犯でカズキ君の両親を殺した人だったとしたら・・・・この世界に閉じ込めたのは、その人かもしれない？」<br />
「そうだ！そうだったのか。アイカ、『西の白虎』が言っていたことを覚えているか？」<br />
「確か・・・『この世界におまえ達を閉じ込めた奴は、何よりも強いぞ。』だっけ？」<br />
「そうだ。やっぱりこの世界から出るには、そのこのゲームを作った奴を倒さなければならないんだ。」<br />
「あの、私、よく分からないんだけど。」<br />
俺達は、幸恵に今までにあったことを説明した。<br />
「よし。俺達で、この世界に閉じ込めた奴を倒すぞ！」<br />
俺と、アイカと、幸恵の手が重なった。<br />
「「「オ――！」」」<br />
「俺達は、もっと強くならなければいけない。一緒に頑張ろう。」<br />
「後２人、仲間に入れなくちゃね。」<br />
「それは、レベル上げている時に会ったプレイヤーに、声をかければいい。」<br />
俺達は、明日からのレベル上げのために、今日は休むことにした。<br />
部屋に、ベッドは２つしかなかったから、俺はソファで寝た。<br />
<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2013-12-10T23:34:35+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ノイサジイマ</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>ノイサジイマ</dc:rights>
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  <item rdf:about="https://iioouu.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/6%EF%BC%88%E8%BF%BD%E6%86%B6%EF%BC%89">
    <link>https://iioouu.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/6%EF%BC%88%E8%BF%BD%E6%86%B6%EF%BC%89</link>
    <title>6（追憶）</title>
    <description>「遺体は見つかりましたが、腐敗がひどく本人かは確認できませんでした。すいません。」
「そ、そうですか。でも、でもなぜあの子なのです？あの子は、あの子はまだ、生まれて４年しか経っていないのに。世界を見せてあげたかった・・・・」
「残念ながら、犯人は見つかっていません｡」
小さな男の子は、無垢な表情でお...</description>
    <content:encoded><![CDATA[「遺体は見つかりましたが、腐敗がひどく本人かは確認できませんでした。すいません。」<br />
「そ、そうですか。でも、でもなぜあの子なのです？あの子は、あの子はまだ、生まれて４年しか経っていないのに。世界を見せてあげたかった・・・・」<br />
「残念ながら、犯人は見つかっていません｡」<br />
小さな男の子は、無垢な表情でお母さんに尋ねた。<br />
「ねぇ、お母さん。幸恵が帰ってきたの？１ヶ月前から帰ってないから、僕心配だよ。」<br />
「幸恵はね、遠い遠い所へ行ったんだよ。もう戻っては来ないの。」<br />
玄関先で、警察の報告を聞いたお母さんは、子どもの前で泣くのは我慢しようと必死で涙をこらえていた。<br />
また来ます。そう言って、警察が出て行った玄関の扉を閉め、男の子を２階に連れて行き、ベッドに寝かせた。<br />
１階のソファで休んでいたお母さんは、玄関の扉のかぎが開く音にきずき、目を開けた。<br />
「ただいま。今日の仕事もハードだった。」<br />
入ってきた男は、来ていたスーツを脱ぎソファにおいた。<br />
「あなた、お帰りなさい。」<br />
いつもと違う妻の様子に気づいた、男は何があったのか尋ねた。<br />
「幸恵の、幸恵の遺体が発見されたわ。」<br />
男は黙って、妻を抱き寄せた。<br />
「なぜ、なぜあの子なの？何も悪いことはしていないのに、なぜさらわれなきゃいけないのよぉ」<br />
今まで我慢してきた涙が、あふれてきた。<br />
「犯人を見つけような。そんな奴がこの世にいたらまた、誰かがさらわれるかもしれない。」<br />
そう決意した男の目にも、うっすら光る涙があった。]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2013-12-10T23:32:54+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ノイサジイマ</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>ノイサジイマ</dc:rights>
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    <link>https://iioouu.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/5</link>
    <title>5</title>
    <description>５
《始まりの町》帰った俺達は、そのあしで、ギルド案内所へ向かった。
木造建築の大きな家の入り口に『ギルド案内所』と書かれた大きな看板がつるされていた。
中に入ると、がやがやの騒がしかった。ここは、ギルド創設をするのとギルドに入れてもらいたいプレイヤーがギルドを探すためここに来ているのだそうだ。ちゃ...</description>
    <content:encoded><![CDATA[５<br />
《始まりの町》帰った俺達は、そのあしで、ギルド案内所へ向かった。<br />
木造建築の大きな家の入り口に『ギルド案内所』と書かれた大きな看板がつるされていた。<br />
中に入ると、がやがやの騒がしかった。ここは、ギルド創設をするのとギルドに入れてもらいたいプレイヤーがギルドを探すためここに来ているのだそうだ。ちゃっかり店の中で飲み物や食べ物を売っちゃってるプレイヤーもいる。<br />
まっすぐ奥に向かって歩いていったアイカは、カウンターの向こう側に立っている、女性NPCに話し掛けた。<br />
「ギルド作りたいのですが。」<br />
「ギルド作るには、２人以上いないとダメよ。」<br />
外見も、話し方もかわいいNPC。<br />
アイカは俺を、ちょいちょいと、手でこっちに来るように合図した。<br />
「あら、もしかしてあなた、《始まりの草原》とこの町の境目に立っているNPCを拗ねさせたっていう、２人？」<br />
「えぇ、たぶん。そうだと思います。」アイカは、ちょっと困ったような顔で答えた。<br />
「あぁ、そうそう。ギルド作りたいんだったね・・・・名前は決まっているのかしら？」<br />
「あ、いえ、まだです。」<br />
しまったという顔をして、アイカはこっちを振り向いた。<br />
「名前、何にする？」<br />
名前は大事だ。俺達は、最強になってこの世界に閉じ込めた奴を倒したという、称号を得るのだから、名前はかっこいいのにしなければならない。<br />
「なぁ、円卓の騎士団ってのはどうだ？」<br />
「だめだめ。そんなどこにでもあるような名前じゃダメ。」<br />
アイカは、考えるそぶりもみせないで、ダメだしした。<br />
「なぁ、５神ってのはどうだ？俺達、５神の中の２神を倒しただろ？そいで、後の３神を倒す予定だから５神。そいで後、３人仲間に入れたらいいだろ？な？」<br />
自分の中では、最高の名前だった。<br />
「う～ん。名前がいまいちだし。理由もわかりにくい。でも、まあいいかもね。じゃ、名前は５神にします。」<br />
最後の部分は、俺達のやりとりをみていたNPCに向けたものだ。<br />
「あら、もしかしてあなた達、5神を倒したの？」<br />
「そんな、たまたま見つけただけで、それに倒したのは、まだ２神だけだし。」<br />
「それでもすごいじゃない。それじゃ、ギルド作るよ 」<br />
そういうとNPCは、自分のメニューを呼び出し、なにやら操作した。<br />
たぶんこのNPCは、ギルド作成用に創られたNPCなのだろう。<br />
「はい。これで君達のギルドが出来たよ。仲間を入れるには、マスターである君達のどっちかが、ギルド加入メールを送ればいいからね。」<br />
それじゃぁ、といって手を振っているNPCに、ありがとうといってから、カウンターを離れた。<br />
俺達は、店の中でうろついているプレイヤーを勧誘することにした。<br />
＜盗賊＞を職業にしている女性プレイヤーは３人見つかった。<br />
一番初めに声をかけた女性プレイヤーは。<br />
「はっ。所属人数２人？あ～だめだめ。そんなザコのギルドなんかに入るわけないし。」<br />
２番目に声をかけたグラマーなお姉さんは。<br />
「あらぁ。あなた達、私をギルドに勧誘したいの？ギルドの名前は・・・・５神？ふふふふふふ。ごめんなさい。ついおかしくて。私が入ると、１８禁のギルドになっちゃうわよ？」<br />
俺は、大歓迎だったのだが、アイカは、じゃあいいですと言って俺を引っ張って離れていった。<br />
最後に声をかけたプレイヤーは。<br />
「所属人数２人？だめ。」<br />
即答だった。<br />
３人に断わられてしまった俺達は、店の掲示板に＜盗賊＞の女性プレイヤー募集と書いて、店の中で昼ご飯を食べて待っている事にした。プレイヤーから買った、おにぎりは児童福祉施設の先生が作ってくれる物とよく似ていた。<br />
後から買った、お茶をちびちび飲んでいると、視界の隅にこっちを見ている女性プレイヤーが目に入った。<br />
まだ俺達と同じぐらいの年齢で、気の弱そうな顔をしている。<br />
俺が振り返ると、女性は目をそむけた。<br />
ふむ。もしかしてあの子は、俺のことが好きなのではないか？よし。あのこの所へ行ってやる。<br />
「ねぇ、カズキ君が見つめてる子、＜盗賊＞じゃない？」<br />
なんだ。俺のことを好きな奴はいねぇのか。俺はてっきり、マキシマムオンラインの一大事かと・・・・・俺がだまされただけか、まったくいい人生だった。<br />
アイカは、女のこの所へ歩いていく。俺もその後をついて行く。<br />
「あの、すいません。職業は何ですか?」<br />
「わ、わ、私は、＜盗賊＞です。すいません。」<br />
やばい。マジでかわいすぎる。<br />
「何で謝るの・・・もしよければ、ギルドに入りませんか?」<br />
「えっ？いいんですか？私、この世界に閉じ込められてから怖くて外にも出れなくなっちゃって、やっと外に出れたと思ったら、こんな年だから仲間に入れてもらえなくて。」<br />
半分泣いていた。この子はたぶんたくさん苦しい思いをしたのだろう。<br />
「それじゃぁ、加入メール送るね。」<br />
そう言ってアイカは、なにやら操作した。<br />
女の子はメールを開き、加入ボタンを押した。<br />
「それじゃ、これからよろしく。え～っと、名前聞いてなかったね。名前は?」<br />
「私は、西村幸恵といいます。あ、この世界では、ユキエです。」<br />
な―――――。女の子の名前は俺が５歳の時に死んだはずの妹の名前だった。]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2013-12-10T18:05:53+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ノイサジイマ</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>ノイサジイマ</dc:rights>
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  <item rdf:about="https://iioouu.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/20131209">
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    <title>4</title>
    <description>４
眠りから覚め、目を開けると、隣のベッドで寝ているアイカが見えた。俺は、あくびをして背伸びをすると、ゆっくりと体を起こした。ベッドから降りると、隣のベッドで寝ているアイカを見つめる。寝顔がめちゃくちゃ可愛いい。
彼女の目にかかっている髪をゆっくりはらうと、アイカは、うっすらと目を開けていく。
「や...</description>
    <content:encoded><![CDATA[４<br />
眠りから覚め、目を開けると、隣のベッドで寝ているアイカが見えた。俺は、あくびをして背伸びをすると、ゆっくりと体を起こした。ベッドから降りると、隣のベッドで寝ているアイカを見つめる。寝顔がめちゃくちゃ可愛いい。<br />
彼女の目にかかっている髪をゆっくりはらうと、アイカは、うっすらと目を開けていく。<br />
「や。おはよ。起こしちゃって悪かったな。」俺は、紳士的に対応した。<br />
目をぱちぱちさせて、状況を徐々に把握して、顔が少しずつ羞恥で染まっていくアイカは。<br />
「お、お、おはよう。」<br />
すごく動揺していた。<br />
アイカは、急いで体を起こしベッドから降りた。<br />
「ご飯を食べたら、《始まりの草原》に行こう。」<br />
彼女はそう言って、俺の同意も求めず部屋を出て行った。<br />
NPCのレストランで、コーヒーとパンケーキを注文した。仮想世界で初めて食べる朝食だったが、現実世界と味はあんまり変わりはなかった。<br />
NPCにお金を払って、レストランを出た。<br />
「んじゃ。行こっか。《始まりの草原》」<br />
「じゃあ、しゅっぱーつ！」<br />
俺達は笑いあい、ゆっくりと《始まりの草原》に向かって歩き出した。<br />
<br />
<br />
また、昨日の武器をくれるNPCに出会ったが、もうネタが切れたらしくアイカには挑みかかってこなかった。<br />
持ち物メニューから、昨日朱雀からドロップした刀をオブジェクト化させる。<br />
「なぁ、これどうやったら『西の白虎』の場所に案内してくれるのかな？」<br />
「とりあえず、抜いてみたら？」<br />
そう言われ、俺は刀の柄に手をかけ勢いよく抜いた。<br />
刀にまとっている炎は、ゆらりと揺れ、刀の先から青白い光が現れた。<br />
「こ、これの方向に行けばいいんだよな。」<br />
アイカは驚いたの顔をしながら、たぶんと、自信なさげに言った。<br />
青白い光の後について、5分ほど歩いた時、はぐれゴブリンにエンカウントした。<br />
なぜ、はぐれゴブリンなのかというと、通常はPTを組んでプレイヤーを襲ってくるはずのゴブリンが、一体だけで襲ってきたからだ。<br />
これは、新スキルと刀の威力を試す絶好のチャンスと思い、アイカには戦わないでもらった。<br />
刀を構えると、炎が大きくなる。『火を操る』それは難しいことだった。けれども俺は、両親が死んだ時の事を思い出すだけで簡単に火を操れる。<br />
刀を上に振り上げ、炎を宙に浮かせる。ゴブリンがそれを見上げる。そして、ゴブリンの真上に移動させた炎を、雷のごとく落下させる。ゴブリンの頭に命中し、HPが一気に0になる。断末魔を上げるまもなく、ポリゴンのかけらになって霧散した。<br />
ふぅ、と一息入れ、刀を鞘に戻す。<br />
「うわぁ！すごーい。強い」<br />
アイカは、憧れのまなざしでこっちを見て、拍手をしている。<br />
俺は、それほどでも、といって、また青白い光の後に付いて行く。<br />
8分ぐらい歩くと、急に視界がぶれた。前にも体験したことのある感覚で、下へ下へと落ちていく。<br />
ドスンという、衝撃と共に背中が地面に少しめり込む。<br />
「いって―。またかよ・・・」俺は、悪態付きながら起き上がる。<br />
「アイカ、大丈夫か？」<br />
横でまだ、倒れているアイカに声をかける。<br />
「大丈夫、大丈夫。それにしても、また落ちるなんて・・・」<br />
アイカは、お婆ちゃんみたいに腰をさすりながらゆっくりと起き上がる。<br />
「『西の白虎』の居場所がここなんだよな？」<br />
「たぶんそうだと思うよ・・・奥に行ってみようか？」<br />
虫1匹以内穴の中を、ゆっくりと進んでいく。<br />
奥に進むごとに暗くなっていったが、＜朱雀の形見刀＞のおかげで、明るくなった。<br />
かさっという何かがこすれる音が後ろの方から聞こえてきた。<br />
急いで後ろを振り返り、刀を前へ突き出す。そこにぼんやり見えたのは、細長い白い虎だった。<br />
HPバーが表示され、《白虎》と名前が表示される。<br />
『やっと見つけたか。ふむ。その刀は我が友人、朱雀の刀だな。ふん。朱雀に気に入られし人物とは君か・・・』<br />
頭の中で、しゃがれた声が響いた。<br />
「白虎は話せるのか・・・」《朱雀》は話さなかったはずだ。<br />
「あのぉ、『西の白虎』さんですよね？」アイカが、おずおずと話し掛ける。<br />
『ふむ。その名前は久しぶりに聞いた。確かに、わしが、白虎だ。』<br />
『戯言はこのくらいにしておこう。朱雀に気に入られし、といえど容赦はせぬぞ！』<br />
そう頭の中で声が響くと同時に、《白虎》が後ろ足で地面を蹴った。<br />
前足の爪を、頭を傾げて避ける。かすり傷ですんだ。<br />
《白虎》が宙に浮いている間に、アイカが手裏剣を投げる。《白虎》は、身をひねって避ける。<br />
着地した所で、俺が刀を右横にふる。当たる！と思った時、《白虎》の前に土の壁ができ、刀がはじかれる。<br />
反動の強さで、刀を落としそうになるが何とかこらえ、刀を持ち直す。<br />
「なんだ？土の壁?」<br />
「《朱雀》は火、《白虎》が操るのは土よ。」<br />
アイカは、瞬時に答えた。<br />
『よく知っているな。若い娘よ。』《白虎》の声が頭の中に響く。<br />
「これはどうだ。」<br />
俺は、刀の火を操り《白虎》めがけて炎を一直線に放射する。<br />
土の壁が現れる。<br />
「うぉぉぉぉぉ――」<br />
俺は咆哮し、刀の先からより強い炎を生み出す。<br />
土の壁が割れた。このまま一気にHPを削ろうと思った時、炎が止まった。<br />
まだ、このスキルのレベルが低いので長くは操れないのだ。それでも、《白虎》のHPは半分以上残っている。<br />
アイカが、後ろから手裏剣を放つ。《白虎》の背中に刺さり、HPが残り少しとなる。<br />
《白虎》は、アイカに振り向きもせず俺に向かって駆ける。<br />
俺が、刀が《白虎》届くと同時にアイカの投げた剣が背中に突き刺さる。<br />
HPが０になり、ポリゴンの欠片となる前に頭の中に《白虎》の声が響いた。<br />
『さすがは、朱雀が気に入った奴だな。私も気に入った。だが気をつけろ。この世界におまえ達を閉じ込めた奴は、何よりも強いぞ。若造よ、私の力を君とその娘に与える。強くなれ。』<br />
その声が終わったと同時に、ポリゴンの欠片となり《白虎》は跡形もなく消えた。<br />
「サンキュー。お前が剣を投げてくれなかったら、俺は死んでたよ。」<br />
「どういたしまして。それより、さっき《白虎》が言ってたこと気にならない？」<br />
「お前にも聞こえていたのか・・・この世界に閉じ込めた奴・・・・誰の事だろう？」<br />
「それは分からなくても、２つ分かったことがあったわ。この世界に閉じ込めた奴を探し出　し、倒さなければこの世界から出られないということと、閉じ込めた奴を倒すには強くな　らなければいけないということが」<br />
「あぁ、そうだな。」<br />
俺は、このマキシマムオンラインで一番強くなり、この世界に閉じかめた奴を必ずこの手で、倒す。と決意した。<br />
「なぁ、アイカ。俺達でギルド作って、それで最強になって、この世界に閉じ込めた奴を倒<br />
　さないか？」<br />
「そうね。」<br />
俺達は、ハイタッチを交わした。<br />
「強くなるね&hellip;あ、そういえば《白虎》が最後に、何かいってなかった？」<br />
「あぁ、そういえば言っていたな。《白虎》の力を俺達に与えるとか・・・・そうか、スキルか。」<br />
俺は、急いでメニュー画面を呼び出すと、スキルメニューを表示する。<br />
＜テレパシー＞＜パイロキネシスLv4＞＜アースキネシスLv1＞がセットされていた。<br />
「なぁ、＜アースキネシス＞っていうのがセットされているぞ。」<br />
「それは、土を操る能力よ。超レアモブを倒したら、必ずスキルガ発生するのかしら？こんなことだったら私も＜超能力者＞にすればよかったわ・・・」<br />
「はは、後悔先に立たずだな。」<br />
何気なく、持ち物メニューを見てみたら、そこには＜白虎のアースシューズ＞とダサい名前の防具があった。<br />
「なぁ、お前は何がドロップした？」<br />
持ち物メニューを見ていたアイカは、素っ頓狂な声を上げた。<br />
「これ、すごいわ。＜白虎の形見刀＞だって。えっと、説明読むね、この刀は、地面に触れたらどんな形にもどんな大きさにもなります。刃こぼれや折れてしまっても地面に触れれば再生します。なお、この刀は、『北の玄武』の居場所に導きます。だって。」<br />
「よかったな。今回は、お前がとどめを刺したからその刀がお前にドロップしたんだろう。」<br />
アイカは、さっそく刀をオブジェクト化させ、背中に刺していた。いよいよ忍者っぽくなってきた。<br />
俺達は、また落ちてきた穴に縄を投げ、穴の外へ上って行った。<br />
「どうする？１回《始まりの町》に帰るか、それとも、『北の玄武』を探しに行くか?」<br />
縄を回収して、持ち物メニューに収納したアイカは、少し考えるそぶりをした。<br />
「うーん。どうしよっか？まだ、お昼までに時間があるから今のうちに『北の玄武』探しに行こう。」<br />
「あぁ、そうだな。あ、それより前にギルド作らないか？『北の玄武』にとどめ刺したら、また刀がドロップするかもしれないし、2本もってても意味ないだろ？」<br />
「う～ん・・・・ギルド作るには、１回《始まりの町》へ戻らなきゃいけないよ。」<br />
「じゃ、一回《始まりの町》へ戻ろうか。」<br />
「そうね。私ね、女プレイヤーで＜盗賊＞がほしいんだけど・・・」<br />
「＜盗賊＞ってやばくねぇか?ほら、あれだろ、強盗みたいな・・・」<br />
「あはは。違うよぉ。＜盗賊＞は、罠を解除したりする職業だよ。」<br />
俺達は、《始まりの町》に戻る道を歩きながら、どんな仲間がほしいか話し合った。]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2013-12-09T19:01:39+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ノイサジイマ</dc:creator>
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    <dc:rights>ノイサジイマ</dc:rights>
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  <item rdf:about="https://iioouu.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/3">
    <link>https://iioouu.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/3</link>
    <title>3</title>
    <description>３
《始まりの草原》に入った俺たちは、NPCにもらった唯一の武器を片手に歩いていた。
「なぁ、モブとやらはどこにいるんだ？」
《始まりの草原》に入ってから、10分も歩いているのにモブどころか、虫1匹見つからない。
「変だね。本当だったら、もう1匹ぐらいはエンカウントしてもいい頃なのに・・・」
「そう...</description>
    <content:encoded><![CDATA[３<br />
《始まりの草原》に入った俺たちは、NPCにもらった唯一の武器を片手に歩いていた。<br />
「なぁ、モブとやらはどこにいるんだ？」<br />
《始まりの草原》に入ってから、10分も歩いているのにモブどころか、虫1匹見つからない。<br />
「変だね。本当だったら、もう1匹ぐらいはエンカウントしてもいい頃なのに・・・」<br />
「そうなのか？これはバグってやっ―――」そこまで言った俺の視界がぶれた。文字通りにぶれたのだ。<br />
下へ下へ落ちていく感覚がしてから、ドスッという音と共に、背中にすごい衝撃が襲った。ここが仮想世界じゃなかったら、骨の1本や2本折れていたかもしれない。<br />
仮想世界のため痛くない背中を伸ばすように、俺は上半身を起こした。<br />
あたりを見渡すと、俺のすぐ横に野口が倒れていた。俺と一緒に落ちたのだろう。<br />
体を起こし、野口に近寄る。息をしていない。俺は、救急隊員のごとく胸に手をやり、心臓を押す。<br />
ムニッ、ムニッ、ムニッ、あ、これやばい。メッチャ楽しい。よし、キs、いやいや人工呼吸をしよう。鼻をつまみ口を合わせyッ―――――。<br />
いきなり、顔を殴られた。痛みは感じないが衝撃がすごい。俺は、2メートルほど後ろに吹っ飛んだ。<br />
「な、何すんのよ―――――――！」野口は、赤面しながらこっちにらんでいる。ヤバイ。殺される。い、いや待て、ログアウトがある・・・・。ログアウトして逃げるのコマンドを選択しようとしたが、思い直し、説得をする。<br />
「ちょっと待て・・・俺は、お前を救おうとしただけだぞ！！！」これは本当の事だ。人命救助で表彰されてもおかしくない。<br />
「こ、ここは、仮想世界だからHPがなくなれば、始まりの草原の入り口に戻るだけじゃない。しかも、仮想世界では、心臓とか呼吸とか無関係なんだからっ。」<br />
そこまで野口が言ったとき、奥の方で咆哮が上がった。<br />
「な、なんだ？」<br />
「たぶん、モブが私たちが落ちてきた衝撃で目を覚ましたのかもしれない。」<br />
「なぁ、それってやばいのか？」<br />
「ここは、初心者向けの狩場だから、余り強いモブいないはずだけど・・・」<br />
奥から現れたのは、炎をまとった鳥だった。モブに目を合わせるとHPバーが表示される。<br />
モブの名前は、《朱雀》となっていた。<br />
「なぁ、こいつ強いのか？」<br />
「今はまだ弱いよ」と謎めいた事を言って、野口は小型の剣を構えて、《朱雀》に向かってかけていった。<br />
俺も、剣を取り出し《朱雀》に向かって走る。自分でも、恐怖心がないのが不思議である。ここが仮想世界だからと言うこともあるかもしれないが、何故か恐怖心はなく、逆に楽しく思えてきたくらいだ。<br />
野口、いや、これからはアイカと呼ぶことにしよう。アイカはジャンプし剣を真下に振り下ろす。<br />
ピギァ、と《朱雀》が泣きHPが少し減る。《朱雀》は炎をアイカに向けて口から吐いた。炎にぶつかる瞬間、アイカは横へ転がり、避ける。俺は、真正面に飛び込み《朱雀》の細い首を切り落とすつもりで横に剣を振る。<br />
首を切断するまでにはいたらなかったが、人間でいうのどのあたりを切り裂いた。<br />
炎と血が混ざって飛び散る。《朱雀》のHPが半分以下まで削られる。いったん、後ろに俺は下がり剣を構えなおす。《朱雀》は俺に向かって一直線に飛んできた。とっさに避けたが、羽の部分が俺の顔をかすりこげた匂いが充満する。俺のHPが少しばかり削れる。すぐに体制を立て直す。また、こっちに向かって一直線に飛んで所を横にステップで避け、剣を振り下ろす。クリティカル判定の音と共に、《朱雀》の断末魔が俺の耳に入ってくる。《朱雀》はポリゴンのかけらとなって空中に霧散した。<br />
この世界で呼吸は別に必要ないのだが肩を上下させ、呼吸を整える。<br />
「なぁ、アイカ。《朱雀》なんて立派な名前ついてる割には、すごく弱かったぞ。」<br />
アイカは、転がって避ける時に腕をうったのか手を押さえていた。<br />
「あれは、このマキシマムオンラインの中に一匹だけしか存在しない超がつくレアモブだよ。倒すごとに生き返るのだけど、生き返るごとに強くなっていくの。今のは、初期だったから弱かったのよ。」<br />
ここまで一気に話すと、一呼吸入れてからまた話し出した。<br />
「始まりの草原には『東の青竜』『南の朱雀』『西の白虎』『北の玄武』『中央の麒麟』がいるの。この五つのモブを倒したら、何かのイベントが発生することになっているのだけど、居場所が見つからなかったのよ。どこか一つの居場所を見つけたら、次のモブの居場所がわかる設定になってるし、一回見つかったら他のプレイヤーは発見できなくなるから、先に見つけようといろんなプレイヤーが探し回っているらしいよ。でも、私たちが見つけたから、もう他のプレイヤーは見つけられないわ。それより、早くこの穴から出た方がいいわ。次にあの《朱雀》が襲ってきたら、今は勝ち目はないわ。」<br />
そう言って、アイカはメニューを呼び出し、フックがついた縄を取り出した。<br />
「何だよそれ?」<br />
何も、始まりの町で買わなかったはずである。<br />
「これは、忍者の初期防具と一緒についてきたものだよ。後手裏剣も合った気がするなぁ。」<br />
「そうなのか・・・ッ―――」<br />
突然、俺の体が燃え出した。<br />
慌ててHPバーを見るが、HPは、１ドットたりとも減ってない。<br />
「な、何なんだこれ?」<br />
「た、たぶんそれ、レアスキルの＜パイロキネシス＞よ。簡単に言うと発火能力。」<br />
アイカは、信じられないという顔つきでこっちを見ていた。<br />
「なぁ、これってもしかして、ずっと燃えっぱなしって事ないよな？」<br />
「うん。制御できるはずだよ。」<br />
俺は、制御仕様とした。『静まれ』『消えろ』と心の中で念じるが火は消えない。<br />
ふと、両親が死んだ時の火事を思い出した。この能力があれば火事の火を楽に消せたかもしれない。そんな考えが頭をよぎった。火事を止めれたらよかった。俺がそう思うと、俺を包んでいた火は自然と霧散した。<br />
少し恐怖を覚えたが、気持ちを落ち着けてメニューを呼び出す。<br />
カズキ＜超能力者Lv5＞と表示されていた。今の戦いで、5もレベルが上がってしまった。さすが超のつくレアモブだ。獲得経験値が高い。次にスキルメニューをクリックすると、そこには＜テレパシー＞と＜パイロキネシスLv1＞が設定されていた。最後に、持ち物メニューを呼び出し、ドロップアイテムを確認する。＜朱雀の形見刀＞という剣が１個だけドロップされていた。クリックし、オブジェクト化すると、光と共に赤色に鞘に収められている刀が現れた。<br />
柄を握ると何だかこれを何年も使っていたかのように、手にフィットした。刀を勢いよく抜く。ジャリィィィンと気持ちのいい音が、響き渡った。驚いたことに、抜いた刀は朱雀と同じ色の炎をまとっていた。刀を鞘に収めると、この武器の説明を読んだ。『この刀は、朱雀に気に入られたプレイヤーにだけドロップするアイテムです。なお、この刀は『西の白虎』の居場所に導きます。』<br />
俺が《朱雀》に気に入られた?何が気に入られたのだろう？考えてみたけど分からなかった。<br />
「なぁ、そういえばアイカには何がドロップしたんだ？」<br />
アイカと俺は、PT扱いになっているはずである。アイカは、メニュー画面を呼び出すと持ち物を確認した。<br />
「私には、ギル（この世界の通貨）だけしかドロップしてないわ。でもそのギルの量がすごく多いわ。まぁ、超レアモンスターだから、当たりまえなんだろうけど。さ、もう上に出ましょう。いつ《朱雀》が襲ってくるか分からないわ。」少し残念そうな顔をしたアイカはそう言って、持ち物からフックのついた縄を取り出し、落ちてきた穴の上に投げた。うまく引っかかったのを見てアイかは、上り始めた。<br />
俺も上り終わるとアイカは、縄を回収しウィンドウを広げて、その中に縄をしまった。<br />
「一回、始まりの町に帰ろうか。私なんか疲れちゃった。」<br />
アイカは少し苦笑いしながら言った。<br />
「あぁ、そうだな。あ、そうだ。この刀さ、『西の白虎』の所へ導いてくれるらしいよ。」<br />
アイカは、嬉しそうに笑った。<br />
「これで、明日どこ行くか決まったね。」<br />
俺達は、ゆっくりと《始まりの街》を目指して歩き始めた。<br />
途中で剣をもらったNPCと出会い、NPCがリベンジのチャンスとアイカを笑わせようと必死になったが、<br />
NPCが拗ねるだけだった。少しぐらい笑ってあげてもいいのに・・・・<br />
始まりの町に付いた俺達は、《朱雀》からドロップしたギルを少量使い、宿を借りた。<br />
２人で、今日ドロップした刀をよく見ようと、刀をメニューから取り出した。<br />
その時、隣の部屋から悲鳴が上がった。急いで隣の部屋の前に行き、ドアをノックする。<br />
すごい勢いでドアが開いた。ドアを開けたのは、女プレイヤーで綺麗な顔立ちだが、顔が真っ青でせっかくの顔が台無しだった。<br />
「どうかしましたか？」俺は、ゆっくり慎重にたずねる。<br />
「ろ、ログアウトボタンが、ログアウトボタンがなくて、ログアウトできないの。」そのプレイヤーは、震える声で言った。いつのまにか、悲鳴を聞きつけたのか部屋の外に人だかりができていたが、そこからざわめきが起こった。一番前にいたプレイヤーが、メニューウィンドウを呼び出し、ログアウトボタンがあるかどうか確認したプレイヤーが床に座り込んだ。<br />
この、ログアウト不能という事態はすぐにマキシマムオンラインのプレイヤー全ての人に伝わった。<br />
泣き叫ぶものもいれば、これからどうするか、何が起こっているのかを考えるものもいた。<br />
おもな内容はこうだ。<br />
・これは、運営の不具合なのか、それとも小説や映画にあるような、ログアウト不能設定なのか。<br />
・これは、デスゲームでこっちの世界で死んだら現実世界でも死ぬのか、あるいはデスゲームではなくただのログアウト不能なだけなのか。<br />
・現実世界の体はどうなるのか？<br />
この２番目の可能性は、ログアウト不能が分かってから２時間後に判明した。<br />
始まりの草原にいたプレイヤーが、モブに殺されたが、《始まりの草原》と《始まりの町》の境目で、蘇生したのが判明し、デスゲームではないと分かった。<br />
デスゲームではないという事実がわかった今、死を恐れることはないが、ログアウトできないのは事実である。<br />
これから、どのような事になるかも分からないプレイヤー達は、レベルを早く上げようと《始まりの草原＞へと発っていった。<br />
俺達２人は今日は休み、明日からレベル上げをすることに決めた。＜朱雀の形見刀＞をウィンドウにしまうと、俺はベッドに横になった。となりのベッドで、アイカが眠っているというのに何故か、気にすることもなく眠りに落ちた。]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2013-12-08T12:46:31+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ノイサジイマ</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>ノイサジイマ</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="https://iioouu.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/2">
    <link>https://iioouu.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/2</link>
    <title>2</title>
    <description>２

「うぉ！これが俺なのか？」
俺は、ＮＰＣの店にあった鏡で、自分の姿を見ながら自分の体を触ってみる。
現実世界と全く同じ顔、体格である。
これが、仮想世界だとはとても信じられなかった。
横を見ると、野口も鏡を前にして驚いている。
「野口。これからどうするんだ？っていうか、これはどんなゲームなの？...</description>
    <content:encoded><![CDATA[２<br />
<br />
「うぉ！これが俺なのか？」<br />
俺は、ＮＰＣの店にあった鏡で、自分の姿を見ながら自分の体を触ってみる。<br />
現実世界と全く同じ顔、体格である。<br />
これが、仮想世界だとはとても信じられなかった。<br />
横を見ると、野口も鏡を前にして驚いている。<br />
「野口。これからどうするんだ？っていうか、これはどんなゲームなの？」<br />
俺はこのゲームをはじめるとき、チュートリアルをとばしたのでこのゲームがどういうのかさっぱり分からなかった。<br />
「このゲームが何で反響を呼んだか分かる？」と、野口は首を傾げて可愛らしいポーズをしながら言った。<br />
現実世界なら決してそんなポーズはしないだろう。<br />
「いや。まったくわからん。」<br />
この前テレビでマキシマムオンラインの宣伝をやっていたが、その時は自分がオープン&beta;に参加するとは思っていなかったので、しっかり見てなかったのだ。<br />
「このゲームは、魔法は使えないけど超能力が使えるの。人間にはない才能だけど鍛練すれば使えるようになるらしいわ。」<br />
「へぇ。そりゃすごい。」<br />
<br />
俺はメニュー画面を開くため、《Open menu》と発音する。<br />
ホログラムでできた、青色のメニュー画面が目の前に現れた。<br />
一番上に、＜メニュー＞と書いてあり、その下に、カズキ Lv１とかいてある。これが自分のレベルなのだろう。真ん中にHPバーがあり、左上にはスキルセットメニュー・右上には職業セットメニュー・右横にはクエストメニュー・左横には持ち物メニューがあった。<br />
スキルメニューをクリックすると、メニュー画面の上に新しいホログラムできたスキルセット画面が現れた。<br />
初期設定のものなのか、＜テレパシー＞が設定されていた。<br />
スキルは、使った分だけスキルに経験値がたまり、一定以上になるとレベルアップするらしい。<br />
だが、スキルを使った時、失敗か能力どうしがぶつかり負けた時には、経験値は入らないそうだ。<br />
＜テレパシー＞とは、電話みたいなものみたいらしい。これは、全てのプレイヤーが持っているスキルだそうだ。<br />
あと、職業というものがあるらしく、【生産職】か【戦闘職】のどちらかに分かれるらしい。<br />
【生産職】は、おもに何かを作る仕事らしい。これはやめておこう。せっかくVRMMOに来たのに戦闘しないなんて嫌だからな。<br />
【戦闘職】にしようと思うが【戦闘職】の職業は、＜侍＞＜騎士＞＜盗賊＞＜狩人＞＜忍者＞＜超能力者＞だそうだが、始めは皆＜超能力者＞を選ぶらしい。<br />
スキルは、職業レベルが上がるにつれランダムで出てくるらしいのだが、＜超能力者＞はスキルの発生で確実なものがなく、レベル50まで一回もスキルが出てこなかったプレイヤーもいるそうだ。<br />
だから、始めは＜超能力者＞を選ぶプレイヤーのなかの、70％は違う職業に転職するらしい。<br />
それでも俺は、＜超能力者＞を選ぶことにした。<br />
超能力だぜ?男なら一度使ってみたいと思うだろ？男のロマンだぜ！<br />
職業カードは1回だけ職業メニューで選べるらしいが、転職するには始まりの町の『転職屋NPC』でこの世界の通貨（ガルという通貨）で買わなくてはいけないらしい。それも、ものすごく高価なのだそうだ。<br />
俺は、スキルメニューを閉じ、職業メニューをクリックした。<br />
『【戦闘職】or【生産職】』と表示され、【戦闘職】をクリックする。【戦闘職】一覧が表示される。<br />
一番下にあった＜超能力者＞をクリック。『＜超能力者＞でよろしいですか？YES or NO』が表示され、迷わずYESをクリック。<br />
突然、目の前に表示されていたメニュー画面が消え、自分の体が光に包まれた。<br />
光が収まると、自分が着ていた服が変わっていた。これが超能力者の初期防具なのだろうか？<br />
「あ、一喜君、職業、＜超能力＞にしたんだね？」野口がこっちを見てそういった。<br />
「何故分かった？」<br />
「その服、超能力者の初期防具だもん。」<br />
ふと野口に目をやると。黒い水着をはいていた。<br />
「お、おまえ・・・何だその格好？」<br />
「あんまり見ないで・・・恥ずかしいから」<br />
野口は、赤面しながら言った。<br />
「これは、忍者の初期防具なんだよ・・・」<br />
野口は、自分を守ろうとしているかのようにうすい胸を腕で抱いた。<br />
ということは・・・あれは・・・・で、伝説のクノ一なのか・・・これぞ男のロマンだ―――！！<br />
神様、感謝します。マキシムオンラインに当選させてくださって感謝します。<br />
えっ？水着と一緒じゃないか？何を言っとるんだ。ただ、パンツを見るのもスカートの中から見るか、ただパンツだけをはいているのを見るか、その違いと同じだよ。<br />
「一喜君？どうしたの？」<br />
俺は、我に帰った。おっといけない。素を出してしまった。<br />
ふぅ・・・深呼吸。<br />
「何でもないさ。そうだ。今は俺の名前はカズキだぞ。」<br />
「そっか・・・私はアイカね。」<br />
な、なに？野口はそこまでして俺に名前を呼んでほしかったのか・・・ふふん。そんなに俺のことが好きなのか。わはははははははは。<br />
「カズキ君？どうしたの？」<br />
おっと、いけない。また、素が出てしまったな・・・<br />
ふぅ、深呼吸。<br />
「アイカ。これからどうするんだ？」<br />
そう、さっきからNPCがこっちを見ているのだ。<br />
それもそうだろう。鏡の前にずっといるのだから。<br />
「うーん。まずは武器をもらわなきゃね。」<br />
アイカはそう言って、NPCの店を出た。<br />
慌てて俺も後を追う。<br />
「武器ってもらえるのか？」<br />
「一人一回だけ、武器をもらえるのよ。」<br />
しばらく歩くと、草原に出た。メニューを呼び出しマップを見てみるとここは、始まりの草原と言う名前の草原らしい。<br />
町と草原の境目にNPCが一人立っていた。NPCはこちらに気がつくと話し掛けてきた。<br />
「君がほしいものは武器かね？それとも武器かね?」<br />
えぇ―――、なにこのNPC。いや、これどっかで聞いたことがある話しだし。っていやいや、武器か、武器って・・・<br />
「武器をください。」<br />
うぉ。野口が真顔で答えたー。<br />
NPCの割に表情豊かで、野口が真顔で返してきたことで拗ねてしまったらしいのが顔で分かる。<br />
いやいや。ご丁寧に指の先合わせないでいいから。<br />
拗ねてしまっているNPCから、小型の剣を受け取り始まりの草原へと入った。<br />
<br />
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    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2013-12-06T18:04:42+09:00</dc:date>
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    <title>重複投稿</title>
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ここにも、小説を投稿しております。</description>
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ここにも、小説を投稿しております。]]></content:encoded>
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    <title>第一章　1</title>
    <description>１

「・・・ずき君？一喜君?」
耳元で優しい声が俺の名前を呼んでいる。
俺はゆっくりと目を開け、身体を起こす。
もう夏休みなので、真夏と言ってもいいほどの気温のせいか、今見ていた子供の頃の夢のせいか、背中には汗がぐっしょりかいていた。
汗のしみこんだシャツをずっと着てるのは気持ち悪いし、ついでだか...</description>
    <content:encoded><![CDATA[<blockquote>１<br />
<br />
「・・・ずき君？一喜君?」<br />
耳元で優しい声が俺の名前を呼んでいる。<br />
俺はゆっくりと目を開け、身体を起こす。<br />
もう夏休みなので、真夏と言ってもいいほどの気温のせいか、今見ていた子供の頃の夢のせいか、背中には汗がぐっしょりかいていた。<br />
汗のしみこんだシャツをずっと着てるのは気持ち悪いし、ついでだから風呂に入ろうかなと思いつつ今、俺を起こした本人に顔を向ける。<br />
「んで、何で野口がこんな所にいるんだよ。こ、こ、こ、ここは、女子がきたらダメなんだぞ。」<br />
少しつまったが、そんなことは気にしない。<br />
何せここは児童福祉施設で、俺と同じような障害の子もたくさんいる。それに、俺の目の前にいる女の子、野口愛花は父親が野口の生まれる前に事故で死に、母親も野口が7歳のころにがんで死亡している。また、野口は生まれた頃から吃音だ。<br />
「何でって・・・忘れた?今日から夏休みで、マキシマムオンラインのオープン&beta;で会場に行くって言ったじゃん。もしかして忘れた？」<br />
少し頬を膨らませ、怒ってるを表現しながら言った。<br />
「ははは。そ、そんなことあるわけないだろう。」<br />
すっかり忘れていた。確か・・・持ち物は、服が2日分だけでよかった気がする。これなら準備するのは簡単だろう。<br />
「そう。それならいいけど。先生の車で、会場まで行くから後10分後に出発するってさ。遅れないでね。」と言うと、野口は小走りで部屋を出て行った。<br />
俺は、ベッドを降り寝巻きを脱ぐ。後十分しかないから風呂に入るのは無理だろう。そう思い、着替えるだけにして、エナメルバッグに2日分の服を入れ児童福祉施設の駐車場に向かった。<br />
駐車場には、野口と車に乗った先生が待っていた。<br />
<br />
<br />
これから向かう場所は、マキシマムオンラインのオープン&beta;の会場であるラクス社が経営するホテルだ。そこで、三週間寝泊りしVRMMORPGマキシマムオンラインのオープン&beta;を楽しむのだ。<br />
VRMMORPGというのは、仮想大規模多人数型オンラインローリングプレイゲームの略らしい。<br />
VR技術は、人の脳波にあわせて仮想空間内の仮の自分を動かす技術だ。2063年アメリカで軍事訓練のため開発された。2065年、日本でVR技術を応用しVRMMOを作り上げたが１機1機の値段が高くなるため一般発売は、断念された。2068年、VRMMO機を小型化、安価にすることに成功。世界中にVRMMO機が広がった。2071年、ラクス社がVRMMORPGの新作、マキシマムオンラインのオープン&beta;の開催が発表された。そのオープン&beta;に申し込んだ野口が申し込んだら見事当たったのだ。<br />
マキシマムオンラインのオープン&beta;の定員は、100名50組なのだから、当選した野口は非常に幸運だったのだろう。<br />
オープン&beta;の申し込み方法はハガキなのだが、野口はハガキを何枚出したのかを聞いても、話をそらされるだけだった。<br />
だが、児童福祉施設ではこんな噂が流れていた。<br />
郵便局から、野口愛花様宛にハガキ500枚と書かれたダンボールが送られてきたとか、なんとか・・・<br />
<br />
<br />
車から降りた俺たちは、ホテルに入った。<br />
受付カウンターまで荷物を引きずっていき、カウンターの向こう側にいる黒髪のロングヘアーの美人女性に話しかけた。<br />
「あ、あの、すいません。マキシマムオンラインのオープン&beta;の・・・・・・・」<br />
ここまでは話せたが、やっぱり知らない人と話すほどつまりやすい。声が出ないまま口をパクパクさていると、向こうから話してくれた。<br />
「マキシマムオンラインのオープン&beta;の方ですね。」<br />
「名札がここにありますから、自分のやつを取ってください。名札の裏にカードキーも入ってますのでなくさないで下さいね。」と、右側に並べられている名札をさしながら言った。<br />
俺は、自分名札とその横にあった野口の名札を取り野口に名札を渡す。<br />
ありがとうと、小さな声で礼を言うと野口は名札を受け取った。<br />
「あれ？」と、名札の裏からカードキーを取ろうと名札の裏に手を入れた野口が小さな声を上げた。<br />
「どうした？」と聞くと。<br />
「カードキーが無い」と野口は困った声で言った。<br />
そのやり取りを見ていた、カウンターの女性は当たり前のように、<br />
「1組に、一部屋ですよ？」と言った。<br />
「「えっ？」」　<br />
「あれ？君たち兄妹じゃないの？」少し面白がって言ったのが声で分かる。<br />
「ち、ち、ち、違います。私と一喜君は・・・・・・えと、と、友達です。」野口が珍しく大きな声言った。<br />
そういえば、俺たちはどういう関係なんだろう？幼馴染と言うわけではないし、友達というには中が良すぎる気がする。まぁ、別にどうでもいいだろうと思い考えるのをやめる。<br />
「部屋は、1組に一部屋で変えられませんので、我慢をしてください。<br />
あ、あと、変な気は起こさないでくださいね。特にえ～西村様。」口調は丁寧だが笑いを抑えているのが口調から分かる。<br />
「ははは。もちろんそんなことはしませんよ。」と言って、まだ顔を赤くして何かぶつぶつつぶやいてる野口を引きずってエレベータに乗る。<br />
カードキーに書いてある部屋番号は、405号室なので４階のボタンを押す。<br />
チンッという、オーブントースターの終わりの合図のような音がして、エレベーターの扉が開いた。<br />
403、404と部屋がと続き、405号室が見つかった。<br />
カードキーで、ロックを外すと部屋の中に入る。<br />
中は意外と広く、右側にベッドが2つ並んでいて、左側にはテーブルがあり、奥には扉がついていた。<br />
扉の向こう側は、洗面台とトイレと風呂があった。<br />
そこまで確認したとき、ドアがノックされた。<br />
はーい、と言ってドアを開けるとそこには野口がいた。<br />
野口によれば、2人で同じ部屋を使うことについて色々悩んでいたら、ドアが閉まってしまい。オートロックだったため、ノックしてあけてもらった。と言うことだった。<br />
野口が部屋に入ったことを確認して、ドアを閉めるとベッドに横になろうとした。<br />
その時、ベッドの上にダンボールが一つずつ置いてあるのが目に入った。<br />
ダンボールをあけてみると、バイクに乗るときにつけるみたいな、顔全体をすっぽり覆うヘルメットみたいなものが入っていた。<br />
「野口、野口。これが、VR機ってやつなのか?」<br />
聞いておいてなんだが、野口もVR機を直接見るのは初めてに違いない。<br />
「うん。そうだよ。先日発売された新型だよ。それにその色は非売品だからレアなんだよ。」と、説明するのが楽しいかのように、勢いよく言った。<br />
うん。なんていうか、野口の意外な一面を見れた気がする。<br />
まぁ、100名の中に当選するぐらいハガキを送ったのだから、それぐらいは知っているよな、と納得しながら、VR機をかぶってみる。<br />
目を開けるとそこは・・・真っ暗だった。<br />
おっと、そうか、コンセントつないでなかったな。<br />
VR機を外すと、俺は野口に、これからなにするの？と聞いた。<br />
しおりによると、明日の朝からオープン&beta;が始まるという。<br />
ご飯は、セルフサービスで何時にログアウトしても食べれるようになっているらしい。<br />
興味ないふりをしていたが、実はすごくマキシマムオンラインが楽しみなのだ。<br />
どんなゲームなのかな？・・・そんなことを考えながら俺は、ご飯も食べずに眠りについた。<br />
<br />
<br />
<blockquote></blockquote></blockquote>]]></content:encoded>
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    <dc:date>2013-11-30T19:48:11+09:00</dc:date>
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